【小説】おねショタの皮を被った石ノ森感『EXMOD 思春期ノ能力者』
イントロ
お疲れ様です。明日、卒業式のヨク ヤマグチ( @yoku_kh )です。
数ヶ月前『弱キャラ友崎くん』の3巻を買う地元のアニメイト、新刊コーナーに向かった時、一緒に並んでいたのがこれですよ。
表紙の萌え萌えし過ぎない程よい可愛く綺麗な絵に惹かれて手に取りあらすじを読むと、「姉弟」(実際は姉弟同然、と実際に兄弟ではない)の文字に己のおねショタレーダーが反応。
目当てのブツと共にレジに運んで行ってました。
(家で本を整理してたら『リラム〜密偵の無論者〜』が出てきて作者さん一緒でビビリました。)
あらすじとか
高校一年生の真之斗は。ある朝、姉弟同然に育ってきた双子の姉妹・世衣と亜世砂とともに凄惨な電車事故に巻き込まれた—。三ヶ月後、補助器具なしでは歩けなかった亜世砂は脚力を、姉の世衣は失われていた絶対音感を取り戻す。人間が持ち得る能力の限界を遥かに超えたものとして。同じころ、北海道・国道337号線で、原因不明の大事故が発生。そこには真之斗たちの事故現場でも目撃された「白いコートの少年」の姿があった……。超能力に目覚めた少年少女たちの戸惑いと葛藤、そして戦いを描く青春SF長編
著者:神野オキナ
イラスト:こぞう
感想
能力の手に入れ方が平成初期の仮面ライダーや現在Amazonプライムで配信中の『アマゾンズ』のような石ノ森イズムとも言うべきか、異形の者の戦いを一本にまとめた感じ。個人的に大好物の類ですわ。
上記で僕が期待したような姉萌え・弟萌え的なもの—お姉さん×ショタ要素ももちろんあるものの、一般的なライトノベルに比べて描写がディープ・大人な感じだったりする。
残念だったところが個人的には一点。文章内で視点が変わることがよくある。視点が変わること自体はなんら問題があるわけではないが、一行空けてポンポン変わるってことが多い。また視点が変わるタイミングで作品内時系列が前後することもしばしば。
これが何回か、前に戻ったりしなきゃならなくなりたいへんだったりする。
ちょっと苦言は呈したが、基本面白い。続編も期待したいが主人公3人については綺麗に終わっていたりもするんで……2巻は主役変えてもええんとちゃう(無責任)
姉二人が魅力的なのはもちろん、個人的には謎の美女(たぶん)クラタ・マスミの活躍がもっと見たいです。
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