It's A Small Note!〜アニメ・マンガ・ゲーム・映画・特撮を語るブログ〜

アニメ・マンガ・ゲーム・映画・特撮をIt's A Small Radio!のヨクヤマグチが独りで書きたいことを書くブログでした。

【特撮】Amazonが『アマゾンズ』を引き連れオレたちを狩りに来ている件

introduction

 

どうも、ヨク ヤマグチ( @yoku_kh

ついに今日、3月26日は『仮面ライダー1号』の公開日ですね。

 

スーパーヒーローイヤー第1弾として発表され、え……第1弾って2弾もあるの?

って思ったらこれですよ。

 

先日、(3月18日)に正式に発表となった、Amazonプライム独占配信、『仮面ライダーアマゾンズ』

 

 

まぁ、ぶっちゃけ? 知っていたわけですよ。悪いインターネットに毒されたダメオタクである僕は、名ばかりネット警察としてTwitterやら2ちゃんやらを日々監視している訳で、特設サイトで発表されたシルエットを見たり、幼児誌--『てれびくん』とか『テレビマガジン』--バレで『アマゾンズ』と判明し、なんでアマゾン?ってか複数系? とか妄想してたわけですよ。

 

しかも、サイトはご丁寧にカウントダウンをして僕らを煽り、数日後にはサイトのシルエットも増えて二人になり、「仮面ライダーギギと仮面ライダーガガでアマゾンズじゃない?」というツイートや書き込みに激しく同意、略して禿同していた訳です。

 

そしてカウント0になる3月18日00:00……

 

カウントが0になるだけで何もなりはしない。

 

Twitterで軽くブチ切れながらTLを見ればそこには幼児誌ではないにしてもどこかの雑誌記事からビジュアルとキャスト・スタッフの一覧

 

やぶぇぇ。

 

脚本は靖子ニャンという愛称が浸透しつつある小林靖子先生、監督は巨匠こと、石田秀範監督に歴代最多パイロット版監督にしてあり平成ライダー立役者の一人でもある田崎竜太監督、そしてオレたちの金田治監督というライナップ

 

マジかぁ……

 

キャストも本当はマジヤバイんだと、思う。ただ、あまりにネット世界で生活した弊害か正直分からない。とりあえず、ゴーゴーファイブのゴーブルーがいるのは分かった。

 

観てたけど話は役者さんは正直もう覚えていない。

 

正直、特撮のストーリーで覚えているのは龍騎とか555、戦隊に関してはデカレンジャーマジレンジャーが限界で、ゴーカイジャータイムレンジャーが出てきたときは「『タイムレンジャー』観てたけど、どんな話だったっけ? ってかこの人、イエローなんだ……」


が、タイムレンジャーに変身するシーンが当時の変身シーンの再現とOPテーマを原型を留めながらのいいアレンジで鳥肌が立ち、

 

タイムレンジャーだぁぁぁあ」、と朝から叫んだのを覚えててる。

 

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ほんと、すいませんでしたm(_ _)m

 

そしてなにより重要なのがこの作品はAmazonの有料会員サービスの一つであるAmazonプライムの独占配信だということだ。

 

Amazonだからアマゾンって東映いい加減にしろよ、と思いながら眠りに……つかずにエントリーシートを書いていた。

 

今、ライダーが戦っているものは?

 

仮面ライダーアマゾンズ』は仮面ライダー生誕45周年企画の一つとして企画されたもの。全13話で展開されるストーリーでは、仮面ライダーアマゾンオメガと仮面ライダーアマゾンアルファの2人のライダーの活躍が描かれるという。会見には、キャストから仮面ライダーアマゾンオメガ/水澤悠役の藤田富、仮面ライダーアマゾンアルファ/鷹山仁役の谷口賢志、水澤美月役の武田玲奈、泉七羽役の東亜優に加え、製作プロデューサーを務める白倉伸一郎氏が登壇した。
白倉氏は登場するなり、「最近のライダーっておもしろいと思いますか? 僕は最近おもしろいと思ったことがない」と刺激的な言葉を投げかける。さらに続けて、「仮面ライダーが45周年を迎えるのに、いまだに最大の異色作がアマゾンというのはいかがなものかと思っています。関わる人が増えた分、やれることが制限されて丸まってしまっている。今回の『アマゾンズ』で、牙を抜かれた仮面ライダーに牙を取り戻したい」と意欲を見せた。
スタッフ陣には、脚本を同シリーズの人気作『仮面ライダー龍騎』(2002年~2003年)を手がけた小林靖子氏が担当。監督を石田秀範氏、田﨑竜太氏、金田治氏、アクション監督は田渕景也氏(Gocoo)が務める。
仮面ライダーアマゾン』は、1974年に放送が開始されたシリーズ4作目となる特撮TVドラマ。異色作古代インカ帝国の秘宝「ギギの腕輪」をめぐって、仮面ライダーアマゾンは秘密結社ゲドンと戦いを繰り広げた。『仮面ライダーアマゾンズ』では、二人の対照的な仮面ライダーアマゾンを中心に物語が描かれる。

 

マイナビニュースから

 


現在、TVシリーズが抱えている問題は大きく分けて二つだと思うんです。

 

一つは番組の自主規制。

 

何時ぞやどっかのテレビ局社長が東日本大震災の後から規制がキツくなった、とか言って批判をされた。

 

そりゃ社長、あんたがそれ言っちゃだめだろと思った反面、確かにあの天災前と後で日本は大きく変わった気がする。

 

しかし、この問題はライダーだけでなく他の番組、報道だってバラエティ番組だって抱えているものだ。

 

では、もう一つは?それは、玩具だ。

 

仮面ライダーの変身アイテムといえば、変身ベルト。

 

だが、近年の変身玩具は変身アイテムに変身後に使う武器、そして……小物だ。

 

小物?って思う人もいても仕方ない。逆にここ数年ニチアサの視聴者には常識になっているのが小物なのだ。

 

メモリやメダル、スイッチに指輪、錠前とミニカー、そして現行作品では目玉だ。

 

 

食玩やガチャガチャとしても供給でき、トレンドから主流になりつつある。

 

が、しかしこの変化こそが仮面ライダーたちを縛り付けている。

 

亀甲しb......十字架みたいに!

 

ここで、炎上覚悟で毒を吐かせてもらう。

 

 

聞け、○谷ファンども!

 

ライダーはバンダイに魂を売ったとか言ってdisるがおたくらウル○ラマンも大概だぞ、なんだよ、ス○ークドールズってしかも二年連続!

 

ただでさえ防衛隊だ、なんだで硬派な作風なのにお人形で変身ってなんだッ!?

 

いくらザナ○ィウム光線とか言って相手を人形化する効果があるみたいな設定作ったからって無理ありすぎるからな! スタイリッシュさと王道な構えでテラかっこいいからって調子乗ってんじゃねぇぞ!!

 

ビジュアルとかXデバイザーとかスタイリッシュだからこの程度で、済んでんだからな!C.V.キャプテンアメリカ/ビート・J・スタッグだからこの程度で済んでんだかんな!

 

そもそも、ティガやダイナばっかり最近の映画でフィーチャーしやがって!

 

いつになったらガイアとアグルはフィーチャーされんだよ、フュージョンしてウルトラマンチキュウ(仮)になるって超展開あってもいいからさ!

 

ってか、Blu-rayBOXたけぇぇよッ!!

 

 

 

 


……失礼。お見苦しところを。

いや、幼稚園のころは平成三部作でウルトラマン盛り上がっていたし、僕も観てたし。

『FINAL ODYSSEY』も『ティガ&ダイナ』も映画館で観たし。『ティガ ダイナ&ウルトラマンガイア』とかもう、もうやばい訳で。

 

勉くんがさ、爆風で飛ばされた瞬間に奇跡が起きてさ、出てくるわけですよ、

 

って、ウルトラマンは今日はいいんだよ。

 

とにかく、現状ライダーにしても戦隊にしてもそしてウルトラマンにしても商品展開がはっきり言ってエグいレベルだ。

 

僕もいつしか悪を倒すヒーローよりもいかに商品をお話で消化するかに興味・興奮を置いている。

 

商品展開の都合、そして震災を経て、更に強くなった子供向け路線になったストーリー展開は、確かに初期平成ライダーにはあまりなかった子供向け番組というヒーロー番組として正しい、いや正しすぎる意向に僕らオタクa.k.a大人になれない大人たちをモヤモヤとした感情で、ジワジワとだが、確実に僕らを殺しにきていた。

 

特に、ご機嫌なメロディで変身を盛り上げるベルト音声はオタクたちの中にはあまり好きになれない人もいる。

 

実際に最近話題が絶えない評論家宇野常寛氏も近年のライダーには懐疑的だった。

 

実際に自分がやっている生放送で「今、仮面ライダーは何と戦っているか分からない」、と番組に出演されていた白倉氏にぶつけたぐらいだ。

 

この意見に視聴者から批判が多く寄せられたらしく、リアルタイムで視聴していた僕も「あぁ〜だめだよ思ってても。炎上しちゃうでしょ」、と思ってたが宇野氏の言うことも理解できない訳ではない。はっきり言って、

 

最近の仮面ライダー、ぶっちゃどうよ?

 

という話なんだ。

 

W以降、オーズがMAXでフォーゼ辺りまでが一つ平成ライダーが熱い時期でオモチャはガンガン売れた。そんな熱もだいぶ落ち着き、『妖怪ウォッチ』に不意をつかれながらも続いている平成ライダー。

 

クウガからディケイドまでの平成第1期とファンの間で呼ばれる不安定ながら挑戦的な作風に対し、W以降の平成第2期はプロデューサーが毎回ローテーションで変わったこともあり、安心、安定な作風が続いた。(一部除く)

 

その安定さがいつの間にかぬるま湯に浸かってしまった結果、なんか話こそ安定しているものの毒っ気が無くなってしまった。

 

宇野氏の質問に対して、白倉氏は「そうですねぇ……」なんて言ってお茶を濁していた。僕らはそんな白倉氏の対応に「まぁ、立場が立場だしそういう反応しかできないよね……」と安心していた。

 

安心してしまっていたんだ。

 

相手は東映の大首領様という愛称(?)で名誉なんだか不名誉なんだか、どっちにしても企画力は東映1の人だ。

 

そんな僕らのモヤモヤ、疑問や願い。

 

オモチャ縛られないヒーロー番組

 

もっと大人向けの特撮番組

 

その答えこそが今回の『仮面ライダーアマゾンズ』なんだ。


ネット配信と仮面ライダー


ネット配信として作られた仮面ライダーシリーズというと、テレ朝動画などで配信された仮面ライダーキバ『魔界城の女王』やディケイドなどの『オールライダー超スピンオフ』などのイメージがまだ強いが、ここで扱うのはそれらではない。

 

昨年4月にdビデオで独占配信された、『仮面ライダー4号』のような近年話題のドラマ配信サービスだ。

 

 

この『4号』は映画『スーパーヒーロー大戦 仮面ライダー3号』の続編/完結にして、蓋を開ければ『仮面ライダー○○○』の事実上完結編というコアな作品でありながら近年の東映春の取り組みでは最高傑作と言っても過言ではない。

 

この作品から観るに東映サイドも何も考えていない訳ではなかった。

 

ノーラン監督のバットマンとか、『アイアンマン』とか『キャプテンアメリカ』みたいな”大人が楽しめる”作品を考えていたと思う。

 

そこら辺に関してはぼくの特撮と映画の考察・評論、そしてなによりブログのメンター、そう師匠である(勝手に言ってるだけ)のYU@K氏の記事でも非常に分かりやすい解説されている。是非!

 

 

 

 

 (YU@K氏が寄稿されています。洋泉社さん分かってるぅぅ!)

 

 

オモチャなどのマーチャンダイズを無視できなくなった結果、平成初期によく見られた「シリアス」な大人でも楽しめるストーリー展開は難しくなった現在のテレビシリーズ。

 

そんなぼくらのヒーローはNetflixやHuluに代表される定額制動画配信サービスという世界で蘇ろうとしているんだ。

 

なんでAmazonプライムなのか?

 

定額制動画配信サービスで展開する理由は理解できた。じゃあなんでAmazonプライムなのか?

 

ここはやはりこの手の媒体二大巨頭であるNetflixやHuluじゃないのか?

 

キャリアセンターで流し見程度で読んだ週刊ダイヤモンドの特集ではなんと言っていたか……

 

やんわりと覚えているのはNetflixはオリジナルに力を入れておりそれに対しHuluは登録者数No.1と豊富なラインナップ

 

だったと思う。

 

どちらもブランド力もあり魅力的なサービスだ。なのに東映Amazonプライムを選んだ。

 

正直、僕はこの一報を聞いた時、えぇ…Amazonプライムなの?、と思っていた。

 

HuluやNetflixには断られたのかな?とか考えていた。

 

が、人類は、僕は思い出した。

 

このAmazonプライムとNetflixとHuluの二つには大きな違いがあることに。

 

その違いとはAmazonプライムはオマケだということなんだ!

 

え、それは違いっていうか、強み・魅力なの?って思ったそこの人、このオマケみたいなAmazonプライムは魅力的なサービスなんだ……東映的には。

 

AmazonプライムAmazonの有料会員サービスの一つだ。

 

……そう、ネット通販サイト、Amazonの有料会員サービスなんだ。

 

お急ぎ便の使い放題と一緒にオプションとして付いてくるんだ。

 

実際、日経新聞を読む授業で下記の記事と似た内容の記事を読んだ。

 

 

……それにしても、日経新聞を読む。大学にはそんな具現化したゆとり教育の弊害みたいな講義がある。ない大学もあるけど。しかも日経の本社から講師をお呼びして新聞の読み取り方を指導していただき、けっこうためになった。

 

って日経新聞ステマはいいんだよ。そもそもなにも貰ってないし。

 

上記の記事にも書かれている通り、Amazonの狙いは有料会員を増やすなんだ。

 

Amazonプライムのサービスは以下のサイトを……

 

 

まぁ、便利なわけですよ。(とてもアマゾンズがキッズ向けとは思えない)

 

これが罠なわけで……Amazonってネット通販サイトなんですよ。

 

『アマゾンズ』を視聴すればAmazon本社には視聴者が『アマゾンズ』を見たっていう記録が送られるはずなんですよ。

 

いわゆるビッグデータってやつです。そのデータを使ってユーザーが好みの商品を勧めてくるわけです。

 

現時点で『アマゾンズ』に出てくるアマゾンの変身ベルトがAmazonとプレミアムバンダイで予約を受け付けているわけですが、これ見たら確実に勧めてくるわけですよ。

しかもプライムに加入だから結構早く届くわけですよ。

 

……財布から福沢諭吉樋口一葉野口英世が飛んでいくわけですよ……ヤバい、死ぬ。アマゾンドライバー買ったらゴーストドライバーとか過去作品のBlu-rayとか勧められちゃうわけですよ。

 

ポチりますよね。

 

財布が……ただのポイントカードケースに早変わりしちゃうわけですよHAHAHA!

 

死ぬ。

 

絶対死ぬ……Amazon破産する。


おわり/まとめ

とりあえず本日公開の『仮面ライダー1号』に合わせて(?)『初代TVシリーズ』やリメイク版である35周年記念作品『仮面ライダー THE FIRST』そして続編の『THE NEXT』

 

40周年記念作品である『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー

 

がプライムでは見放題だ(2016年3月26日現在)。しかも過去2回に渡りアニバーサリーイヤーに作られた作品、しかも「仮面ライダー1号」関連の作品が見放題、これで予習&復習はバッチリ……?

 

ちなみに30周年記念作品の『仮面ライダーアギト PROJECT G4』も見れる。しかも藤岡弘、氏が特別出演してたりする。

 

個人的には『人造人間ハカイダーディレクターズカット』があってビビってます。

 

引用・参考文献


マイナビニュース 『仮面ライダーアマゾン』完全新作で登場! 白倉P「牙を抜かれた仮面ライダーに牙を」
http://news.mynavi.jp/news/2016/03/18/375/

 

井上敏樹×白倉伸一郎 緊急対談 映画〈仮面ライダー1号〉公開記念 変身し続ける男たち・後編(宇野常寛の対話と講義録・毎週金曜配信) ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.549 ☆
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar991840

 

YU@Kの不定期村 ライダー4号にみる“THE”シリーズ復権の兆し ~東映白倉伸一郎の思惑を量る
http://blog.goo.ne.jp/yukks453145/e/0eaf8429f7e854bb23d8c478bef421cc

 

YU@Kの不定期村 Amazonプライム・ビデオで見放題の特撮作品一覧!ライダー・戦隊・ガメラ etc.
http://blog.goo.ne.jp/yukks453145/e/121d05dcc4db1e16050dd8be18e912f7


日経トレンディネット アマゾンが動画見放題サービス「プライム・ビデオ」を開始する狙いとは?
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20150827/1066143/?rt=nocnt

 

Amazon公式サイト
https://www.amazon.co.jp/ref=ap_frn_logo